ジーンフロンティア株式会社(以下、ジーンフロンティア)は、提携先である英国バイオベンチャーAbcellute社(以下、Abcellute)の開発した肝臓細胞長期保存技術の国内サブライセンス事業において、三菱ウェルファーマ株式会社(以下、三菱ウェルファーマ)へのサブライセンス契約を締結しました。本サブライセンス契約は国内では初の契約となります。ジーンフロンティアは2006年11月から、Abcelluteの開発した独自の肝臓細胞長期保存技術に関して、日本国内におけるサブライセンス権付の独占的なライセンスを保有しています。今回の三菱ウェルファーマへのサブライセンスにより、三菱ウェルファーマは自社の基礎研究および医薬品の研究開発において、Abcelluteの開発した技術を適用することができます。一方で、ジーンフロンティアは三菱ウェルファーマから年間使用料を得ることになります。
医薬品開発の過程で実施される薬物動態研究および安全性研究において、肝臓細胞はリサーチツールとして重要なものとなっております。これまでは初代培養肝細胞を使用することが主流であり、調製後に凍結保存した細胞も市販されてはおりますが、細胞生存率および各種の酵素活性低下が原因でその用途は限られておりました。また、動物愛護の観点からは動物実験における3R (Reduction, Refinement, Replacement)が求められており、この基本理念に則った研究開発が望まれています。
これに対し、Abcelluteが開発した独自の肝臓細胞長期保存技術を適用することで、マウス、ラット等の動物種で、調製直後の細胞活性を4日間以上維持させることが可能となり、より安全で有効性の高い医薬品研究に利用できることに加え、上記3Rへの多大な貢献が期待されます。
ジーンフロンティアでは当該技術を、創薬研究の加速化および3R推進に寄与しうると考え、国内製薬企業をはじめとする企業・研究機関にご提案してまいります。
【ジーンフロンティア株式会社について】
ジーンフロンティアは革新的なゲノム創薬支援サービスを提供するべく2003年に設立されたバイオ企業です。株主であるITXの事業創出力と広範なネットワーク、BMLの臨床検査会社としての豊富な経験、インフォコムのバイオインフォマティクス技術・ノウハウを併せ持つ創薬支援サービス提供と創薬自社開発を行っております。ジーンフロンティアの経験豊富な技術陣はウェットおよびドライの両面で強みを持ち、ゲノム創薬支援市場において効率的でハイスループットなソリューションを提供します。ジーンフロンティアはQOL向上に貢献するべく、個の医療の実現につながるような革新的な診断技術・サービスを提供して参ります。より詳細な情報に関しましては当社ウェブサイト
Abcellute をご覧ください。
【Abcellute社について】
Abcellute社(Abcellute Ltd.) は2001年に設立された英国バイオライフサイエンス企業で、Cardiff大学発ベンチャーです。創立者の一人であるCardiff大学のDr. Evanseを中心として、独自の肝臓細胞保存技術を開発しております。英国においてはすでに大手製薬企業への技術提供の実績があります。