• 再構成型無細胞タンパク質合成系 (PURE frex®) を用いた 糖タンパク質合成(2022年)

    第22回 日本蛋白質科学会年会で口頭発表したスライドがご覧頂けます。

    < Synthesis of glycosylated proteins using PUREfrex® >

    大腸菌 Colicin-E7 immunityprotein にN 型糖鎖付加配列を挿入したモデルタンパク質 (Im7-6) 、ならびに数種類の糖転移酵素を PUREfrex でそれぞれ合成し、これらと糖供与体を混合して Im7-6 の糖鎖修飾反応 (in vitro glycosylation (IVG)) を行った。反応後の SDS-PAGE および質量分析により、糖鎖付加配列中のアルギニン残基へのグルコース付加を起点とし、ガラクトース、GlcNAc 、シアル酸の付加を確認した。さらに、 Im7-6 と糖転移酵素の合成および糖鎖修飾反応を one-pot で同時に行ったところ、この方法でも糖鎖修飾された Im7-6 を確認できた。また、ジスルフィド結合を含むタンパク質や膜タンパク質に対しても、糖鎖付加が可能であることを確かめた。