Q14:タンパク質合成に影響を及ぼすファクターはありますか?

<pHの影響について>
PUREfrex® 1.0 の反応液は、pHが7.5付近になるようにバッファーが添加されています。そのため、酸やアルカリを添加される場合には、反応液のpHが中性付近になるように調整してください。

<カリウムイオンの影響について>
PUREfrex® 1.0 の反応液中の終濃度が10-20mMの範囲でしたら、タンパク質の合成量に影響はありません。

<マグネシウムイオンの影響について>
PUREfrex® 1.0 反応液中の終濃度が数mM程度でしたら、タンパク質の合成量にあまり影響はありません。

<EDTAなどのキレート剤の影響について>
PUREfrex® 1.0 反応液へのキレート剤の添加によるマグネシウムイオンの減少は、タンパク質の合成量に非常に影響を与えてしまうため、できるだけご使用を避けてください。

<その他の2価カチオンの影響について>
PUREfrex® 1.0 反応液中の終濃度が10mM以上になると、タンパク質の合成量が減少する場合が多いため、できるだけご使用を避けてください。

<DMSOの影響について>
PUREfrex® 1.0 反応液中の終濃度が数%程度でしたら、タンパク質の合成量に影響はありません。

<グリセロールの影響について>
PUREfrex® 1.0 は、終濃度1.5%のグリセロール存在下でタンパク質の合成が行われています。グリセロールを添加される場合、反応液中の終濃度が5%以下であればタンパク質の合成量にほとんど影響はありませんが、高濃度のグリセロールはタンパク質の合成を阻害します。

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