抗体フォーマットの選定

最適な抗体フォーマットの選択は、目的の実験や研究の成功に欠かせない重要なステップです。
抗体職人では、アプリケーションのニーズに応じたFab抗体フォーマットをご提供します。
標準では、FabのH鎖C末端にタグを付加しており、タグ認識抗体を用いた検出が可能です。

また、ドメイン配列を追加することで、二量体への構造変更ができ、
特定の研究用途における機能性をさらに高めることが可能です。

お客様のアプリケーションに最適なフォーマットやタグをお選びいただけます。

Fabフォーマット模式図

Step1. Fab 1価 / 2価 の選択

  下表をご参照いただき、ご希望のアプリケーションに最適なFab価数をお選びください。
  各欄の右端には、そのアプリケーションで推奨されている2次抗体が記載されています。

  表1. アプリケーション毎 推奨Fabフォーマット

Step2. Fab発現フォーマットの選択

  Step1.で選んだFab価数と、推奨の2次抗体を踏まえて下表よりFabの発現フォーマットをお選びください。

  表2. Fabフォーマットとタグの組み合わせ

Note: the HuCAL Fab antibody format does not contain a disulfide bond between light chain and Fd chain;
the exception is the Fab-ds-H format.
* From July 1, 2019, HuCAL Fab clone number designation includes a 2- or 3-letter code suffix, denoting the antibody format. 

Therefore, the same antibody in different formats will have the same numerical number, but different suffixes.
Clones generated prior to July 1, 2019 will keep their orginal clone numbers without the suffix.

[参考資料] タグのアミノ酸配列と二量体化ドメイン

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