Q3: 合成したタンパク質が不溶化している

1) 分子シャペロンを添加して合成することで改善される可能性があります。PUREfrex®には、分子シャペロンが含まれていません。そのため、分子シャペロンを添加して合成すると可溶化することがあります。また、PUREfrex® 2.0よりも、合成量が少ないPUREfrex® 1.0を用いて合成した方が良い結果が得られることがあります。

2) 翻訳のスピードを下げて合成する。一般に、翻訳速度に比べてフォールディングの速度は遅い場合が多いため、合成温度を37℃から30℃や25℃に下げて翻訳速度を遅くすると、目的産物の可溶性の割合が増大する場合があります。その際、合成量も少なくなりますので、可溶性タンパク質が効率よく得られる条件を検討してください。

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