タンパク質合成の条件検討は鋳型の設計から

ジーンフロンティアでは、これまで、鋳型DNAのORFと5’UTRの配列が、転写や翻訳に影響を与えているかどうかを、さまざまな側面から検証してきました。その結果、遺伝子配列は、合成量に影響をおよぼすことがわかってきました。配列が原因で合成量が下がる場合は、ポイントを絞って鋳型DNAを設計することで、合成量の改善が期待できます。

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1.合成に影響をおよぼす配列の特徴

  • 開始コドン直後のGC含量が高い
  • E.coliのメジャーコドンに偏っている
  • 5′ UTR~N末端近傍に二次構造を形成している
  • 開始Met直後にProやGlyがある
  • フレームシフトを生じさせる配列がある

詳しくは、こちらのサイトも参照ください。

2.鋳型DNAを最適化

タンパク質の合成確認を行う際は、鋳型DNAの配列を最適化することから始めることをおすすめします。ある程度の合成量が見込めるようになってから、可溶性や活性をもたせるなどの条件を検討していくというワークフローです。PUREfrex 2.0 mini は、お求めやすい価格で、すべてのタンパク質に共通の鋳型DNA作成用プライマーも付いていますので、鋳型DNAの最適化にご使用いただくことに適しています。

詳しくはこちらのサイトもご覧ください。

3.鋳型DNAの設計サービス

弊社で開発した遺伝子解析ソフトを用いて、お客様のアミノ酸配列から、PUREfrex® に適した遺伝子配列をお返しするサービスが無料でご利用頂けます。


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