GroE Mix
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10MLサイズの製品全品(品番末尾-10ML)につきまして、今だけ「+2 mL」の増量キャンペーンを行います。
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GroE Mixは、高度に精製した大腸菌由来のGroEL、GroESを適切な濃度比であらかじめ混合した溶液です。PUREfrex®1.0(#PF001-0.25)、PUREfrex®2.0(#PF201-0.25)、PUREfrex®2.1(#PF213-0.25)を用いたタンパク質合成時に添加することにより、単独で高次構造を形成しにくいタンパク質を活性を有した状態で合成しやすくします。
GroELは大腸菌のHsp60で、一部の新生タンパク質の構造形成や、品質管理に必須であることが知られています。GroELは14量体のダブルリング構造を持つATPaseであり、7量体のGroESと協調して働きます。
製品番号 | 製品名称 | 容量 | 国内法規制 *1 | 希望販売価格 *2 | 製品添付文書 | SDS |
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PF004-0.5 | GroE Mix | 500 µL 反応用 | 非該当 | 18,000円 | ||
PF004-10ML | GroE Mix | 10 mL 反応用 (5x 2 mL) *3 |
非該当 | 290,000円 |
製品構成
500 µL 反応用
容量 | 内容 | 開封後保存温度 *1 | |
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GroE Mix | 12.5 μL | 大腸菌由来のGroEL、GroES | -80℃ *2 |
Dilution Buffer | 500 μL | 30% グリセロール溶液 | -20℃ |
2 mL 反応用
容量 | 内容 | 開封後保存温度 *1 | |
---|---|---|---|
GroE Mix | 50 μL | 大腸菌由来のGroEL、GroES | -80℃ *2 |
Dilution Buffer | 500 μL | 30% グリセロール溶液 | -20℃ |
使用方法
GroE Mixは、PUREfrex®1.0(#PF001-0.25)、PUREfrex®2.0(#PF201-0.25)、PUREfrex®2.1(#PF213-0.25)を用いたタンパク質合成反応で使用できます。例えば、タンパク質合成反応を20 μLで行う場合、以下のように添加して使用できます。
- Solution Iを、室温~37℃で1分間ほど温めて完全に融解し、氷上に置きます。
- Solution II、Solution III、GroE Mixを氷上で融解します。
- 融解したSolution I、II、III、GroE Mixを軽くボルテックスした後、遠心して内容物をチューブ下部に集めます。
- 以下のように反応液を調製します。(DNAは、1kbpあたり0.5-3 ng/μLになるように添加してください。)PUREfrex®2.1(#PF213-0.25)は、キットの内容物が異なるPUREfrex®1.0(#PF001-0.25)やPUREfrex®2.0(#PF201-0.25)と分けて記載しております。
#PF001 #PF201 Water 7.5-X μL 6.5-X μL Solution I 10 μL 10 μL Solution II 1 μL 1 μL Solution III 1 μL 2 μL 鋳型DNA 注1 X μL X μL Total 19.5 μL 19.5 μL #PF213 Water 6.5-X μL Solution I 8 μL Cysteine 1 μL DTT注2 or GSH 1 μL Solution II 1 μL Solution III 2 μL 鋳型DNA 注1 X μL Total 19.5 μL - 37℃で15分反応させます。注3
- GroE Mixを、0.5 μL加えます。注4
- 37℃のヒートブロック又はウォーターバスで2~4時間反応させて、タンパク質を合成します。注5
ver.2(#PF201と#PF213シリーズ)は、6時間まで反応が持続します。 - 合成されたタンパク質を、それぞれの目的に使用します。
注意点
使用上の注意
GroE Mixは研究用試薬です。ヒトを含む動物などへの投与、臨床、診断など他の用途への使用を禁じます。また、食品、家庭用には使用しないでください。
GroE MixとPUREfrex®を使用する際には、RNaseフリーの水、試薬、器具類を使用してください。また、手袋、マスクの着用をお勧めします。