この度 PUREfrex® キットの一部対象製品につきまして、反応液をより高品質で安定な状態にする目的で、その構成因子を一部変更いたしましたので、ご案内申し上げます。
今回の変更後も、変わらず弊社の品質基準をクリアするものであることは確認しておりますが、万一、お客様のタンパク質合成で問題が生じました場合には、ご連絡をお願いいたします。
1.変更内容
1-1.DTT から GSH へ変更
PUREfrex® 2.0 の Solution I に含まれている還元剤を DTT から GSH へ変更しました。GSH は、細胞内で酸化還元状態を調整している主要な低分子であり、DTT に比べ、PUREfrex® 反応液を長時間インキュベートした場合でも、反応液内の酸化還元状態の変化が少ないことを確認しています。還元剤の変更により、合成後の反応液を使用したアッセイに影響が出る可能性があります。その場合は、還元剤を選択できる PUREfrex® 2.1 をご利用ください。還元剤の影響についての詳細は、こちらのサイトをご覧ください。
1-2.RF1とRF2をメチル化
PUREfrex® 2.0 と PUREfrex® 2.1 の Solution II に含まれる終結因子である RF1 と RF2 につきまして、メチル化して比活性が高くなった RF1 と RF2 へ変更しました。メチル化の効果についての詳細は、こちらのサイトをご覧ください。
2.対象製品と新旧の試薬番号
製品名 | 試薬名 | 新 試薬番号 | 旧 試薬番号 |
PUREfrex® 2.0 | Solution I | PF201-11 | PF201-1 |
Solution II | PF201-21 | PF201-2 | |
PUREfrex® 2.1 | Solution II | PF201-21 | PF201-2 |
3.変更開始日
2020年12月より順次
4.お問い合わせ先
問合せフォーム:PUREfrex® 専用フォーム
TEL:04-7137-6301(平日 午前 10時~午後 4時)