DnaK Mix
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2024年11月より、新たに「50 mL 反応用」の規格を提供させていただきます。詳細につきましてはこちらをご覧ください。新製品のお知らせ【大容量! 50 mL規格】
DnaK Mixは、高度に精製した大腸菌由来のDnaK、DnaJ、GrpEを適切な濃度比であらかじめ混合した溶液です。
DnaK Mixには、タンパク質合成試薬が含まれておりませんので、PUREfrex®1.0(#PF001-0.25)、PUREfrex®2.0(#PF201-0.25)、あるいはPUREfrex®2.1(#PF213-0.25)に添加してご使用ください。また、ジスルフィド結合を有するタンパク質の合成には、DsbC Set(#PF005-0.5)あるいは PDI Set(#PF006-0.5)をタンパク質合成時に添加することにより、単独では高次構造を形成しにくいタンパク質も活性を有した状態で合成しやすくなります。
DnaKは大腸菌のHsp70で、新生タンパク質の構造形成や、タンパク質の品質管理に関与していることが知られています。DnaKはATPaseであり、DnaJ、GrpEと協調して働きます。DnaJは、DnaKのATP加水分解反応を促進し、タンパク質の疎水領域への結合活性も有しています。GrpEは、DnaK上のADP/ATP交換反応を促進します。
製品番号 | 製品名称 | 容量 | 国内法規制 *1 | 希望販売価格 *2 | 製品添付文書 | SDS |
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PF003-0.5 | DnaK Mix | 500 µL 反応用 | 非該当 | 18,000円 | ||
PF003-10ML | DnaK Mix | 10 mL 反応用 (5x 2 mL) *3 |
非該当 | 290,000円 | ||
PF003-50ML | DnaK Mix | 50 mL 反応用 (25x 2 mL) *4 |
非該当 | 1,250,000円 |
製品構成
500 µL 反応用
容量 | 内容 | 開封後保存温度 *1 | |
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DnaK Mix | 25 μL | 大腸菌由来のDnaK、DnaJ、GrpE | -80℃ *2 |
Dilution Buffer | 500 μL | 30% グリセロール溶液 | -20℃ |
2 mL 反応用
容量 | 内容 | 開封後保存温度 *1 | |
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DnaK Mix | 100 μL | 大腸菌由来のDnaK、DnaJ、GrpE | -80℃ *2 |
Dilution Buffer | 500 μL | 30% グリセロール溶液 | -20℃ |
使用方法
DnaK Mixは、PUREfrex®1.0(#PF001-0.25)、PUREfrex®2.0(#PF201-0.25)、PUREfrex®2.1(#PF213-0.25)、またはDsbC Set(#PF005-0.5)あるいは PDI Set(#PF006-0.5)を用いたタンパク質合成反応で使用できます。例えば、タンパク質合成反応を20 μLで行う場合、以下のように添加して使用できます。
- Solution Iを、室温~37℃で1分間ほど温めて完全に融解し、氷上に置きます。
- Solution II、Solution III、DnaK Mixを氷上で融解します。
- 融解したSolution I、II、III、DnaK Mixを軽くボルテックスした後、遠心して内容物をチューブ下部に集めます。
- 以下のように反応液を調製します。(DNAは、1kbpあたり0.5-3 ng/μLになるように添加してください。)
PUREfrex®2.1(#PF213-0.25)は、キットの内容物が異なるPUREfrex®1.0(#PF001-0.25)やPUREfrex®2.0(#PF201-0.25)と分けて記載しております。#PF001 #PF201 Water 7-X μL 6-X μL Solution I 10 μL 10 μL Solution II 1 μL 1 μL Solution III 1 μL 2 μL DnaK Mix 注1 1 μL 1 μL 鋳型DNA 注2 X μL X μL Total 20 μL 20 μL #PF213 Water 6-X μL Solution I 8 μL Cysteine 1 μL DTT 注3 or GSH 1 μL Solution II 1 μL Solution III 2 μL DnaK Mix 注1 1 μL 鋳型DNA 注2 X μL Total 20 μL - 37℃のヒートブロック又はウォーターバスで2~4時間反応させて、タンパク質を合成します。注4 Ver.2(#PF201と#PF213シリーズ)は、6時間まで反応が持続します。
- 合成されたタンパク質を、それぞれの目的に使用します。
注意点
使用上の注意
DnaK Mixは研究用試薬です。ヒトを含む動物などへの投与、臨床、診断など他の用途への使用を禁じます。また、食品、家庭用には使用しないでください。
PUREfrex®を使用する際には、RNaseフリーの水、試薬、器具類を使用してください。また、手袋、マスクの着用をお勧めします。